並んでいるから

若い頃は華やかなものに憧れて街を眺めていたけれど、振り返ると背後にあった自然のほうがよっぽど華やかで、、、結局のところ琴線に触れてくるのは、自分の手の届く範囲にずっとあったのに、特別だと思えず見過ごしていたものだったりして、、、年を重ねてから気づくことの多さに凹みつつ笑ってます(๑˃̵ᴗ˂̵)

今年の春物は、いまこうして見つめているフラットな液晶画面から毎日届く、綺麗な画像や文章の“心地良い手触り”が、後々どこまで感性に影響してくるのだろう?それを不自然と感じてしまう日が来るのではないだろうか? 手足を動かし、五感を働かせ、自然の中で過ごす日々の中で、、、モヤモヤを抱えたまま仕込みました。

カタチはほぼすべて、今の気持ちに準えて新しくパターンを起こしたものです。大げさに立体感を奪い液晶画面向けにフラットに仕上げています。
素材も「平面ならペーパーライクが良いだろう!!」と、これまでも作ってきたコピー用紙や画用紙(※今期で生産できなくなりました)の ”PAPER Series” を膨らませて、ティッシュペーパーやクッキングペーパー、キッチンペーパーなど、身近な紙をモチーフにした布を機屋さんにお願いして作ってもらいました。

 

 

やるなら、とことん

吊るすと重力で立体感が生まれてしまう「ハンガー」を使わない見せ方を何パターンか考えています。そのひとつのアイデアとして、学芸大学の店舗では木挽き職人の兄に頼んで、大人4人でやっと持てるほど重たくて大きい無垢の一枚板を店の真ん中に据えてみました。とってもカッコいいし、動かすの大変だし(笑)、木は冬のテーマにもつながってくるものなので、このままでも良いかなと思うくらい気に入っています。これから続々と春物が縫い上がってきますので、この一枚板の上に、ぺったんこに並べていきます。

 

あたたかな季節になってきて雑草が生えてくる前に、土や苗を運びやすいように道を作ろうと、全部で4tくらい…たくさんの人たちの協力のもと畑と母屋がつながるように石を並べました。おかげで相当に鍛えられたので、並べるのは得意なのです。

石に木に布に、重たいものばかり運ぶ作業が続いていたので体中の至る所が流石に痛い、、、2月は紙のように軽い春の洋服を届けられたらと思っています。


ではでは。またまた。