由来を説明する前に、着た瞬間に何か感じる服にしようzzz
ニュールックでも、アイビールックでも、ボロルックでもない、、、
パジャマルック!! だぞ
と題しまして少しふざけたような感じでリリースが始まっておりますが、ただただ部屋着というわけではなくて、そのまま寝ることも出来るくらい、袖を通してリラックスを感じられる服と捉えて頂けるとzzz
だから家の中だけではなく、農作業だったり、旅行だったり、街を歩いたり、仕事をしたり、、、そんなシチュエーションを想定した服もあるし、もちろん部屋で過ごしてそのまま布団の中に入るところまで想定しているものもあって、結果的に少しシーズンレスな感じにはなっていますけど、以前ほど衣替えというものの重要さが薄くなってきたようにも感じていて、あまり季節に左右されすぎない方が今の生活には合っているんじゃないか、、、なんて思ったり? ひとまず実験も含みます。

構想自体は結構前からあったのですが、まだ独立して間もないくらいに「金ないだろうからバイトしろ!」と何かと気にして頂いていた秋山道男さんに摘ままれて(笑)、タオルメーカーのUCHINOさんのパジャマをデザインしていた時期がありまして、、、
求められるテーマに見合ったデザインをすることは出来てはいたと思うのですが、着心地が良いと感じる服とか、作業着なんかもそうだと思うのですが、身体や生活に近いところにある服ほど、作り手の生活とあまりに乖離していると、実際に着て、寝たり、働いたり、動いたりしているうちにメッキが剥がれてしまうような感覚が自分の中にはあって。○○感のある?みたいなボヤっとしたファッションの着地に陥りやすい。
山の母屋も大体出来て、実際にそこで生活したり作業する時間も増えてきて、いろいろとタイミングを見計らいながら、今かな、、、という感じと、
あとは時代の空気感です。

個人的というか偏った意見に捉えられてしまうだろうけど、人より動物が多いような何もないところにいると、街へ出た時には何でもキラキラして見えるもので、以前よりもプラッと知らないお店を覗いたりするようになったのですが(主にスイーツ店)、、、その流れで洋服屋さんに入ったりすると、服そのものより先に、数字やスペック、素材の希少性や産地、作られた背景みたいな、目には見えない価値の説明をされることがとても多くて。分からなくもないけど、大体はちょっと大げさだなあ、、、なんて思いながら聞いているうちに、洋服屋さんというより家電量販店にでも来たような気分になります(笑)。
もちろん私だって素材のことは考えるし、服を組み立てる以上、素材がどう作られているのかは把握します。話そうと思えば、一着の服についていくらでも話せると思うけど、
説明を重ねて価値を説得するようなメッキをかけた服よりも、まず着た瞬間に身体が何かを感じる、説得力のある服を作りたいし着ていたい。
目覚めてしまえば忘れてしまうような儚い数字やスペック、知識や拘りなんかは、ひとまず夢の中に置いといて、、、袖を通した瞬間に自分の身体が「ワッ」と感じる心地良さだったりの感覚と、洗ったり、畳んだり、持ち歩いたりする時の気楽さだったり、朝に何も考えずついつい手を伸ばしてしまう扱いやすさだったりの実感。
そういう誰かに説明してもらわなくても自分自身で感じとれるものを、ちゃんと服の真ん中に置いてみたつもりです。